屋久島で標高1500m程度で。図鑑で見る形とだいぶ違って見えますが、これもシマイヌワラビと聞きました。 ・山林内の湿った岩上や樹幹に苔等と一緒に生える。常緑性、北限に近い所では夏緑性。 ・根茎は直立〜斜上。葉柄の鱗片は基部でやや密、それより上ではごくまばら。葉身はここの物は5cm程度。 ・葉は淡緑色〜黄緑色、長楕円状披針形、2回羽状複生〜3回羽状浅裂。側羽片はほぼ無柄〜短柄、小羽片の辺縁は鋸歯縁〜浅裂。 羽軸、小羽片の中肋向軸側に顕著な刺状突起がある。 ・胞子嚢群は長楕円形、裂片のほぼ中肋に接する。包膜の辺縁は不規則な突起縁。 ・分布は本州(福井県〜岐阜県以西)四国、九州、屋久島、台湾。 |