シマイヌワラビ(島犬蕨)


メシダ科 メシダ属
Athyrium tozanense  

屋久島で標高1500m程度で。図鑑で見る形とだいぶ違って見えますが、これもシマイヌワラビと聞きました。
・山林内の湿った岩上や樹幹に苔等と一緒に生える。常緑性、北限に近い所では夏緑性。
・根茎は直立〜斜上。葉柄の鱗片は基部でやや密、それより上ではごくまばら。葉身はここの物は5cm程度。
・葉は淡緑色〜黄緑色、長楕円状披針形、2回羽状複生〜3回羽状浅裂。側羽片はほぼ無柄〜短柄、小羽片の辺縁は鋸歯縁〜浅裂。 羽軸、小羽片の中肋向軸側に顕著な刺状突起がある。
・胞子嚢群は長楕円形、裂片のほぼ中肋に接する。包膜の辺縁は不規則な突起縁。
・分布は本州(福井県〜岐阜県以西)四国、九州、屋久島、台湾。
屋久島 2017.5.18

下部の羽片は下向きについて有柄。羽軸、小羽片の中肋向軸側に顕著な刺状突起がある。
屋久島 2017.5.18

胞子嚢群は長楕円形、包膜の辺縁は不規則な突起縁。
屋久島 2017.5.18

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