シマフジバカマ(島藤袴)

キク科 ヒヨドリバナ属
Eupatorium luchuense


海岸近くの隆起石灰岩地域でみられる多年生草本。茎は直立して高さ30〜60cm位になる。
葉は広卵形で長さ8〜10cm、幅5〜7cm、表面は光沢があり、裏面には密に腺点がり、鋭頭、鋸歯縁。
頭花は茎や枝の先に密に散房状につき、総苞は長さ約5mm、総苞片は約10枚で紫色を帯び、円頭、無毛。 小花は帯淡紅色〜白色で芳香があり、花冠は長さ3〜4mm。
痩果は長さ2.5〜3mm、冠毛は長さ4〜5mm。 分布は九州(屋久島、トカラ列島)、琉球。開花は11〜3月。

シマフジバカマとサワヒヨドリの交雑種にサワフジバカマというのがあって古宇利島に咲くそうだ。
タイワンヒヨドリバナモドキにも似る。変種では キールンフジバカマがある。


大宜味村 2008.4.5

名護市 2012.1.4



伊平屋島 2014.4.28

名護市 2019.1.23

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