シマアザミ(島薊)

キク科 アザミ属
Cirsium brevicaule 
 

海岸の砂地、岩場に生える大型の多年生草本。茎は分岐して高さ30〜100cmで稜があり、クモの糸毛を密生する。
根出葉は長楕円形、羽状に深裂し、長さ20〜30cm、質は厚く、基部は翼状に狭くなり茎を抱き、裂片の先は針状になる。 茎葉は次第に小さくなり、被針状楕円形〜披針形、羽状に深裂する。
頭花は枝先に単生し、上向き、径3.5〜5cm、白色〜淡紅紫色。総苞は扁球形で、長さ1.8〜2cm、幅は3〜4ccm、総苞片は6列。 分布は奄美大島以南〜沖縄。開花は2〜5月。沖縄島の物は白花が多く、奄美や宮古、石垣島には 淡紅紫色の花があり、イリオモテアザミと呼ばれている。

国頭村 2015.4.4

大宜味村 2016.5.23

(左)大宜味村 2016.5.23  (右)国頭村 2017.2.8

←冠毛は褐色で長さ13mm。痩果は長楕円形で長さ3mm。


葉は羽状に深裂し、裂片の鋸歯の先は針状になっていて、
始め両面とも クモ糸毛があるが後に無毛となる。

国頭村 2017.2.8

恩納村 2024.3.23

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