セイタカホラゴケ (背高洞苔) 

コケシノブ科 ハイホラゴケ属
Vandenboschia ×quelpaertensis

ハイホラゴケオオハイホラゴケの雑種。 山地の渓流の岩上やその隙間や近くの土上に生える。
・根茎は長く匍匐し、径1mm弱、不規則に分岐し、褐色〜黒褐色の毛が密生する。
・葉柄は葉面の長さより短く、基部近くまで波打つ翼がある。
・葉身は濃緑色、3回羽状深裂、卵状披針形、長さ13〜15cm程度、先端は鋭頭、葉脈は遊離し、小脈は単状。葉軸には波うつ翼がある。
・側羽片は広卵形、裂片の辺縁は全縁で扁平、混み合ってやや重なってつく。
・胞子嚢群は裂片先の脈端につき、狭倒三角形、包膜はコップ状で翼があり、唇部はやや二弁状。
・分布は本州(千葉県以西)、四国、九州、琉球列島、小笠原諸島。

葉は岩上に立ち上がるか、又は垂れ下がる。オオハイホラゴゲよりやや小さめ。
国頭村 2016.9.4

羽軸、葉柄に翼がある。
国頭村 2016.9.4

根茎は長く匍匐し、黒褐色の毛を密生、この場所の根茎の径は1mmあった。(オオハイホラゴケよりやや小さい)
国頭村 2016.9.4

胞子嚢群は裂片先の脈端につき、狭倒三角形、包膜はコップ状で翼があり、唇部はやや二弁状。
国頭村 2016.9.4

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