ササクサ (笹草) 

イネ科 ササクサ属
Lophatherum gracile

林内や林縁に生える多年草。根茎は短く、茎は直立し高さ40〜80cm、細いが硬い。
葉は披針形で長さ10〜30cm、幅2〜5cm、基部は円形、葉鞘との間に長さ3〜10mmの柄があり、葉脈が方眼を作る。
葉鞘は無毛又は疎らに毛があり、葉舌は切形で低く目立たない。円錐花序は長さ10〜30cm、小穂は片側に並んでつく。
小穂は長披針形、長さ7〜8mm、最下の1小花だけ大きく、完全で両性、他は不稔で護頴だけとなり、先端は芒があり、
芒には下向きの刺がある。熟すると小穂ごと離れて衣服について運ばれる。分布は本州(関東以西)〜沖縄。

西表島 2013.10.28

花が終わると小穂は開出し先端に刺のある芒が多数出て、衣類にくっつく。
西表島 2013.10.28

葉舌は切形で低く目立たない。葉の基部は円形、葉鞘との間に長さ3〜10mmの柄がある。
西表島 2013.10.28

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