低地の自然林の林床に生える、葉を欠く腐生の多年草。根茎は短く、やや上向し、木質。 茎は単一又は基部で分岐し、長さ20〜30cm、真直で硬く無毛、鱗片を疎らにつける。鱗片は3角形、やや茎を抱き、鋭頭、長さ2〜3mm。 総状花序は茎頂につき、始め1〜2個の花をつけ、その後上に向かって数花をつける。花は半開して上向き、やや長い鐘状で淡黄褐色、 萼片と花弁は長さ13mm、唇弁は長さ14mm、白色、3裂し、縁は細裂し、中央裂片はほぼ円形、上面全体に長毛が密生し、側裂片は3角形。 県内の分布は石垣島、西表島(八重山諸島の固有種) 開花は不明(不定期に咲く) |