サキシマホラゴケ(先島洞苔)

コケシノブ科 ソテツホラゴケ属
Cephalomanes atrovirens

山地の渓流の岩壁を這って生えるシダ。葉柄は短く長さ2cm程度で葉身は単羽状で長楕円状披針形。
羽片は10対前後で短い柄がありやや重なり合って付き、葉脈が明確で辺縁まで伸びる。
同じ環境に生えるソテツホラゴケによく似ているが、ソーラスが上部数対の羽片につく事と、 包膜の唇部が反転する事が相違点である。
1937年に発表されて以来暫く見つかっていなかったが2012年に西表で再発見された。


水が流れる環境に生える。ソテツホラゴケやカンシノブホラゴケと混生している事もあるそうだ。
西表島 2015.2.15

ソーラスが上部数対の羽片につく。胞子膿床は長く伸びる。
西表島 2015.2.15

包膜の唇部は反転する。
西表島 2015.2.15

↓ソテツホラゴケの包膜の唇部は切形。
石垣島 2013.2.17


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