リュウビンタイ竜髭帯(竜鱗苔、竜髭苔)

リュウビンタイ科 リュウビンタイ属
Angiopteris lygodiifolia

森林の多湿な林下に生える大型の常緑性シダ。根茎は托葉と共に径20〜30cm。
葉は数枚叢生し、高さは1〜3m程度。葉柄は緑色で葉身とほぼ同長。葉身は広楕円形で2回羽状複葉。
小羽片は披針形、浅い鋸歯縁、短い柄があります。基部はくさび形で良く似たホソバリュウビンタイは切り形が多い。 葉脈は1回分岐するか、分岐しないのもある。葉脈の間にある偽脈は辺縁と中肋の中間あたりまで伸びるかそれより短くて ホソバリュウビンタイと見分けられます。
分布は本州(伊豆半島、伊豆半島以西)四国、九州、琉球列島、中国、台湾。


2012.3.19

2012.2.19



←葉身は広楕円形で2回羽状複葉

(左)大宜味村 2023.2.21 (右)国頭村 2013.1.6

↓小羽片の基部はくさび形で10〜20数対。
→葉柄基部には褐色の麟ペンが圧着している
国頭村 2013.3.19

ソーラスは小羽片の辺縁より少し内側の脈の先端につく。
国頭村 2012.2.19

脈間にある偽脈はホソバリュウビンタイの様に長くはない。
国頭村 2012.2.19

国頭村 2015.11.30

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