カヤツリグサ科 スゲ属
Carex alliiformis
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山地の樹林内に生える多年草。根茎は長く横走し、有花茎は高さ20〜50cm、3稜で光沢がある。 ・基部の鞘は暗赤色、葉は扁平で鮮緑色、幅6〜15mm、苞は葉状で長鞘があり基部は暗赤紫色。 ・小穂は頂小穂から１〜3個は雄性、まれに雌雄性、線形で長さ3〜6cm、無柄〜短柄、蒼白色〜淡褐色。 雌小穂は短柱形、長さ2〜5cm、短柄で密花。 ・雄鱗片は暗赤色で中肋は鮮緑色、鈍頭。雌鱗片は暗赤色で中肋は鮮緑色、鈍頭。 ・果胞は雌鱗片より長く卵形、長さ3.5〜4mm、多数脈、無毛、短嘴、口部は斜切型〜凹状。 ・痩果はゆるく果胞に包まれ倒卵形、 長さ1.5〜2mm。柱頭は3岐する。 分布は九州（南部）〜沖縄。開花は3〜4月。 |
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（左、中）結実する雌性の小穂） （右）葉の幅は広く6〜14mm、大きいので19mmのものもあった。
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開花の終わった雌性と雄性小穂（左から1，2番目）基部の鞘は暗赤色（左から3番目）苞の基部は暗赤紫色（右）
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