山地林縁に生える常緑つる性の木本。高さは3〜5mで雌雄異株または同株。 葉は薄い革質で表面に艶があり、長楕円形〜倒卵状楕円形、長さ5〜13cm、幅2.5〜6cm、先は尖り、中央部より先には1〜3個の微凸状の細牙状鋸歯がある。 花は葉腋に単生し、径1.5cm、下垂し、淡黄白色、花被片は9〜17枚、外方は大きく楕円形、雄芯は34〜35個、花糸は長さ1mm。 頭状花序は球形、血赤色に熟し、径2〜3cm。雄しべの葯が隣り合う雄しべの葯と接しない事が大きな特徴でサネカズラとの相違である。 分布は沖縄県、台湾。開花は7〜12月。 以前はサネカズラ(ビナンカズラ)とされていましたが、2017.6.30に神戸大学大学院理学研究科の 末次健司特命講師の研究チームにより新種として発表され、この和名がつけられた。 ⇒ブログ |
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