リュウキュウキジノオ

キジノオシダ科 キジノオシダ属
Plagiogyria koidzumii

山地の林のの中の岩壁に生える常緑の多年草。根茎は数cm水平に伸び、先端に葉を叢生する。
栄養葉の葉柄は長さ10〜25cm、葉面の長さは長さ15〜30cm、側羽片は上部で次第に小さくなり、頂羽片ははっきりしない。 羽片は広披針形、基部はくさび形で下側の方がやや広く、上部の小さい羽片が基部で中軸に流れ込む他は有柄、辺縁は基部を除いてはっきりした鋸歯縁。
県内では西表にしか自生しない貴重なシダ。

西表島 2010.6.4

羽片の基部はくさび型で下側がやや広い。鋸歯は先端に行くにつれて荒くなっている(右)
西表島 2010.6.4

胞子葉は栄養葉の2/3程の高さで、側羽片は下方のものは有柄。
西表島(左) 2010.6.4  (右)2015.2.14

西表島 2015.2.14

西表島 2015.2.14

胞子葉は長さ30〜50cm位で葉柄は長さ17〜25cm、各側羽片は10対内外で線形、下方のものは短柄がある。
西表島 2015.2.14
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