山地の樹林下に生える高さ10〜15cmの常緑多年草。根茎は横伏し、地上に出る節部は膨れて根は殆どない。 茎は紅色で無毛。葉は3〜5枚の卵形〜狭卵形で赤紫色、長さ7〜20mm、幅5〜12mm、葉柄の下部は茎を抱く。葉より上部の茎には白色毛があり、鱗片葉を疎らにつける。 総状花序を茎頂にをつけ数個の小さな花をつける。苞は披針形、花は横向きに付き、淡紅色、 萼片は淡赤褐色で筒状となり、花弁は披針形。唇弁は白色で両サイドにYの字型に開き、基部に淡緑色の斑点がある。 分布は九州南部、種子島、屋久島、琉球、台湾。開花は2〜5月。 |
苞は披針形、花は横向きに付き、淡紅色、萼片は淡赤褐色で筒状となり、 花弁は披針形。唇弁は白色で両サイドにYの字型に開き、基部に淡緑色の斑点がある。 (左右)国頭村 2019.3.6 |