リュウキュウホラゴケ(琉球洞苔)

コケシノブ科 ハイホラゴケ属
Vandenboschia liukiuensis


山地の渓流や湿った岩壁などに見られる中型の常緑のシダ。根茎は横走し、不規則に分岐し、針金状で径約1〜1.7mm、黒褐色の早落性の毛がある。 葉柄は緑色、翼は狭い。
葉身は3回羽状全裂、披針状長楕円形。中軸、羽軸、小羽軸に狭い翼があり、長さ13〜20cm、幅4.6〜6.3cm。
胞子嚢群は裂片先端の脈端につき頂生し、包膜はコップ状、倒三角形〜狭倒三角形、狭い翼がつき、唇弁は反転する。
分布は鹿児島県以南、沖縄本島、西表島、台湾。


国頭村 2012.11.9

国頭村 2012.11.13


国頭村 2012.11.9

根茎は横走するが針金状で径約1cm。
国頭村 2012.11.9

岩を這う。
国頭村 2013.10.17

葉柄は暗色、翼は狭く、疎らに黒褐色の毛をつける。
国頭村(左)2013.10.17 (右)2016.9.4

国頭村 2016.9.4

国頭村 2016.9.4



西表島で初めて撮影したリュウキュウホラゴケです。記念に残して置きます。
西表島 2010.6.5

トップへ戻る





inserted by FC2 system