リュウキュウヒキノカサ(琉球蛙の傘)
 
キンポウゲ科 キンポウゲ属
Ranunculus extorris Hance var. lutchuensis

日当たりの良い湿った草地に生える草丈15〜30cmの多年草。塊根はふくれて紡錘形。葉柄は長さ2〜5cm。根生葉は無毛。 葉身は3出又は無分岐、3出の際は裂片はやや円形〜倒卵形、縁はごく浅く切れ込むか3裂し長さ1〜1.5cm、無分裂の時は腎状心形で 大きく切れ込むか3裂する。茎葉は3裂し上方の物は無柄。花は数個が茎頂の集散花序につき、鮮黄色、花弁は5個、長さ6mm、 基部に密腺がある。
沖縄本島では北部地域、伊江島、瀬底島に限定されて自生していて 非常に個体数が少ない希少種で本州に生えるヒキノカサの変種。八重咲きの品種はこちら。  開花は1〜3月。

沖縄本島北部 2008.3.1

花弁は5枚、時々6枚のもあった。光沢がありとても綺麗。


根出葉は丸くて縁に切れ込みが入っている。


群生の様子。沢山咲いていましたがこの場所に限られ、
他の雑草と共に農薬をかけられると絶滅してしまうので心配だ。
2008.3.1

2014.3.13

(右)集合果は楕円状、長さ4〜7mm。
2019.2.27

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