リュウキュウヒエスゲ(琉球稗菅)

カヤツリグサ科 スゲ属 ヒエスゲ節
Carex collifera

山地のやや乾いた林内に生える多年草。ゆるく叢生する。有花茎の高さは10〜30cmで葉より短くややざらつく。 葉は幅1.5〜4mm、硬質でざらつく。基部の鞘は褐色で多少繊維に分解する。
小穂は3〜5個、頂小穂は雄性、線柱形、長さ5〜10mmで無柄〜短柄。雄鱗片は淡褐色。雌鱗片は緑白色、鋭頭。 果包は雌鱗片より長く狭い卵形、長さ5〜6mmで無毛、嘴は長く口部は2歯。
痩果は密に果胞に包まれ、長楕円形、長さ4mm、陵の中部が浅く凹み、頂部の付属体は環状。柱頭は3岐。
分布は沖縄島。日本固有。開花は3〜4月。

大宜味村 2020.3.1

大宜味村 (左)2020.3.1 (中)2015.3.8 (右)2014.3.30

大宜味村 (左・中)2014.3.30 (右)2020.3.1

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