リュウキュウガネブ(琉球ガネブ)


ブドウ科 ブドウ属
Vitis ficifolia Bunge var. ganebu

低地の林縁や海岸近くに生えるつる性木本で高さは5〜10m。雌雄異株。葉は対生で心状円形で3〜5裂、テチハノブドウに比べると葉は大型で切れ込みが小さく 長さ6〜18cm、上面は葉脈のしわが目立ち、綿毛が多く、葉裏には灰色〜赤褐色の綿毛が密生する。 花序は葉と対生し、長さ6〜18cmの総状円錐花序で花は黄緑色。果実は球形で径5〜6mm、黒褐色に熟する。 ブログ2013.9.9
分布は奄美諸島〜先島諸島。 開花は春〜夏。

北海道〜屋久島に分布する基準変種のエビヅルと同一扱いとされていて(琉球植物誌1971)、当初エビヅルとして載せていましたが、「琉球の樹木2016」で詳しく違いが記されていたので、リュウキュウガネブとしました。(エビヅルと比較すると:葉の切れ込みが浅い事(3〜5裂)、常緑性で芽の休眠性がなくほぼ通年花が咲く事、果実のアントシアニンが多い事など。)

本部町 2013.9.5

本部町 2013.9.5

(左) 本部町 2013.8.27  (右)恩納村 2016.9.25



(右)恩納村 2016.9.25   (右)うるま市 2016.12.20

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