オシダ(雄羊歯)


オシダ科 オシダ属
Dryopteris crassirhizoma

・冷温帯の林床に生える夏緑性のシダ。根茎は太く、短く、直立して塊状、葉を叢生し、鱗片をつける。
・鱗片は基部で密につき、光沢の有る黄褐色〜黒褐色、長楕円形〜線形、先は尾状に伸び、疎らな小突起縁。
・葉柄は短く、長さ10〜25cm、
・葉身は2回羽状深裂〜全裂、倒披針形、長さ60〜120cm、幅20〜30cm、下部の羽片は次第に短くなる。
・側羽片は長楕円状披針形で先端は多少鎌状。基部は広いくさび形〜切形で無柄。
・小羽片は長楕円状披針形、鈍頭〜円頭、鈍鋸歯縁。
・胞子嚢群は上部の羽片にだけつき、小羽片の中肋寄りに並び、包膜は全縁。円腎形。
・分布は南千島、北海道、本州、四国、(徳島県)
神奈川県 2018.5.30

神奈川県 2018.5.30



神奈川県 2018.5.30

葉脈は表面で凹む。小脈は2叉する。表面には毛状に縮れた幅の狭い鱗片がある。
神奈川県 2018.5.30

ソーラスは小羽片の中肋寄りに並び、小羽片の先端部にはつかない。
神奈川県 2018.5.30

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