オオタニワタリ(大谷渡)

チャセンシダ科 チャセンシダ属
Asplenium antiquum Makino

山地の樹林の幹や岩上に着生する常緑性のシダ。根茎は短く塊状で多数の葉を放射状に出す。
葉柄はわら色かやや褐色、長さ2〜5cm、基部に麟片が多数つく。 葉身は単葉で披針形、先は鋭く尖り、中程の幅が最も広く、長さ1m以上、基部はくさび形、全縁で革質、表面は緑色で裏面は淡色。 中肋は表面にやや隆起し、裏側で扁平。
胞子嚢群は側脈に沿って中肋と葉縁の中間以上になる。分布は屋久島、種子島以南。

国頭村 (左) 2013.8.11 (右)2013.11.24

胞子嚢群は側脈に沿って中肋と葉縁の中間以上になる。
良く似たシマオオタニワタリは胞子嚢群の長さが中間位まで。
国頭村 2013.11.24

国頭村 2018.5.20

トップへ戻る

inserted by FC2 system