オオキヌラン (大絹蘭) 
(センカクキヌラン)

ラン科 キヌラン属
Zeuxine nervosa

山地の自然林の湿った林床に生える常緑の多年草。
茎は匍ふくしてその先で立ち上がり、花序を含めて高さ30cmになる。
葉は互生し、4〜5枚で卵状披針形、長さ7cm、しばしば中肋に白色の条が入る。
頂生する総状花序にはやや疎らに6〜10花をつける。花は半開し淡黄緑色でやや赤褐色色を帯び、唇弁は白色、萼片と花弁は長さ5mm、 背萼片は長楕円形、花弁は斜卵形、唇弁は長さ7mm、Y字形、先端の裂片は円形、基部は嚢状となり、基部上面に3〜4対の突起がある。
分布は石垣島、魚釣島、台湾、フィリピン、ヒマラヤ、タイ、インドシナ。開花は4月。

沖縄県内 2017.4.8

暗い樹林下で、1〜数個開花した花があり、充分な開花ではなかったが、なかなか個人で行ける所ではなく、会えただけでも嬉しかった。
(左)長く匍ふくする茎が見られた。
沖縄県内 2017.4.8

沖縄県内 2017.4.8

2019.4.21

2019.4.21

トップへ戻る


inserted by FC2 system