山地林下に生える常緑性のシダ。根茎は太く、短く横走か斜上し、葉を叢生する。麟片は根茎にまばらにつき、やや密に毛がある。
葉はやや二形でえ栄養葉は胞子葉に比べてやや小さく、葉柄が短い。 葉柄はわら色かやや赤褐色、基部は暗褐色で長い白い毛に覆われる。 葉身は広披針形、鋭尖頭、胞子嚢群を付けない葉はつける葉よりやや小さい。羽片は羽軸近くまで深く切れ込み、基部は心形で短い柄がある。 胞子嚢群は裂片のやや中肋近くにつく。 分布は本州(紀伊半島)、四国(徳島県)、琉球列島。 |
羽片の間隔が詰まってついていた。 羽軸や葉裏全面には白い毛が多い。 2012.3.24 |