オオハシゴシダ(大梯子羊歯)

ヒメシダ科 ヒメシダ属
Thelypteris angulariloba

山地林下に生える常緑性のシダ。根茎は太く、短く横走か斜上し、葉を叢生する。麟片は根茎にまばらにつき、やや密に毛がある。 葉はやや二形でえ栄養葉は胞子葉に比べてやや小さく、葉柄が短い。
葉柄はわら色かやや赤褐色、基部は暗褐色で長い白い毛に覆われる。
葉身は広披針形、鋭尖頭、胞子嚢群を付けない葉はつける葉よりやや小さい。羽片は羽軸近くまで深く切れ込み、基部は心形で短い柄がある。 胞子嚢群は裂片のやや中肋近くにつく。
分布は本州(紀伊半島)、四国(徳島県)、琉球列島。

国頭村 2012.8.14

胞子嚢群は裂片のやや中肋近くにつくと図鑑にはあるが、これはやや辺縁寄りだった。
国頭村 2012.8.14



羽片の間隔が詰まってついていた。
羽軸や葉裏全面には白い毛が多い。

2012.3.24



国頭村 2013.6.1

葉柄基部には開出する白毛が多い
国頭村 2013.9.18

国頭村 2018.5.20

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