オニゼンマイ(鬼薇)

ゼンマイ科  ゼンマイ属
Osmunda claytonianum

・向陽の湿地に生える夏緑性でやや大型の多年生。根茎は斜上、葉は相接して出るので見かけ上叢生し、2回羽状深裂
・葉柄は葉身より短く長さ15〜20cm、緑色、綿毛が残る。
・葉身は部分的な二形で、狭長楕円形、長さ30〜40cm、中央より下の2〜5対の羽片が胞子嚢をつける。 胞子嚢をつけない羽片は白緑色、披針形、鋭頭、。裂片は羽軸に向かって2/3以上切れ込み、円頭、全縁。
・胞子嚢をつける羽片はつけない羽片の1/3の長さで裂片は縮み、全面に胞子嚢をつけ、胞子が飛ぶと黒色になる。
・分布は福島県、関東地方、中部地方

長野県 2012.6.5

葉柄には綿毛が残る。
長野県 2012.6.5

神奈川県 2018.5.30

中央より下の2〜5対の羽片が胞子嚢をつける。羽片の先は尖り、裂片は円頭、全縁。
神奈川県 2018.5.30

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