オキナワジイ(沖縄椎)

ブナ科 シイ属
Castanopsis sieboldii

やんばるの森に生える高さ15〜20mの常緑の高木。直立する黒褐色の樹幹の表面は深い皺が出来、深裂する。
葉は革質で広楕円形〜広披針形で先が尖る。葉の縁は2/3以上に5〜6個のあらい鋸歯があり、上面は無毛、下面は灰色〜赤銅色になる。 雄花序は春に新葉の葉腋から出て、長さ8〜12cm、雄花は半球形で長さ約3mm、花被片は6個、雄蕊は12本、強い香りの小形の花を密に咲かせる。 雌花は新枝の上部の葉腋に上向きに出て長さ8cmほど、雌花は球形で径1cmほど、花被片は6個、花柱は3個。 堅果は円錐状卵形〜卵円形、長さ15〜21mm、熟すると黒褐色〜褐色。
スタジイに比べて殻斗は一回り大きく、鱗片状突起は先端まで完全に合着する。
分布は奄美大島以南の琉球列島。開花は3月。

 大宜見村 2013.2.20

 2006.10.29




奄美大島以南の琉球列島固有の常緑高木。
淡い黄色の花が葉の隙間を埋めるように咲いていました。
葉の数より多いくらい密集しています。 新芽の出揃う頃は美しく、
ブロッコリーとか雲の様だと言われる


(左)国頭村 2004.3.21 (右)与那国島 2014.3.24

 国頭村 2013.12.10

(左)雄花序(中・右)雌花序  名護市 2021.3.1

スタジイに比べて殻斗は一回り大きく、鱗片状突起は先端まで
完全に合着する。(スダジイの鱗片状突起の先はやや反る。)

堅果はこの画像のもので、長さ1.2cm、径1.1cm。

 国頭村 2021.9.30

 国頭村 2021.10.31

樹皮は淡褐色で縦に裂ける。
 国頭村 2021.12.10

 国頭村 2023.7.2





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