やんばるの森に生える高さ15〜20mの常緑の高木。直立する黒褐色の樹幹の表面は深い皺が出来、深裂する。 葉は革質で広楕円形〜広披針形で先が尖る。葉の縁は2/3以上に5〜6個のあらい鋸歯があり、上面は無毛、下面は灰色〜赤銅色になる。 雄花序は春に新葉の葉腋から出て、長さ8〜12cm、雄花は半球形で長さ約3mm、花被片は6個、雄蕊は12本、強い香りの小形の花を密に咲かせる。 雌花は新枝の上部の葉腋に上向きに出て長さ8cmほど、雌花は球形で径1cmほど、花被片は6個、花柱は3個。 堅果は円錐状卵形〜卵円形、長さ15〜21mm、熟すると黒褐色〜褐色。 スタジイに比べて殻斗は一回り大きく、鱗片状突起は先端まで完全に合着する。 分布は奄美大島以南の琉球列島。開花は3月。 |
奄美大島以南の琉球列島固有の常緑高木。 淡い黄色の花が葉の隙間を埋めるように咲いていました。 葉の数より多いくらい密集しています。 新芽の出揃う頃は美しく、 ブロッコリーとか雲の様だと言われる |
スタジイに比べて殻斗は一回り大きく、鱗片状突起は先端まで 完全に合着する。(スダジイの鱗片状突起の先はやや反る。) 堅果はこの画像のもので、長さ1.2cm、径1.1cm。 |