オキナワムヨウランモドキ (沖縄無葉欄擬) 

ラン科 ムヨウラン属属
Lecanorchis triloba var. clausa Suetsugu & Fukunaga

山地の常緑広葉樹林下に生える従金属栄養植物。地上径は硬く黒色、無毛、単一または分岐し、高さ15〜40cm。 2〜8cm程度の間隔で鱗片を疎らにつけ、鱗片は3角形、半分程度茎を抱く。
花は茎頂に花序を作り、淡黄色で長さ1cm程度の十数個つけ、蕾のままで開花寸前に咲かずに落下してしまう。
当初はオキナワムヨウランだと思っていたが、開花が見られず、開花寸前の花が周りに落下しているのがわかり、 菌従属栄養植物、腐生植物の研究者の末次健司氏に調査をして頂き、さらに現場に設置したカメラでインターバル撮影をしてもらったら、咲かずに花が落ちる様子が写っていました。又オキナワムヨウランとは花の内部構造に違いがあるという事で新変種として発表された。 参考動画

国頭村 2010.9.26

国頭村 2010.10.11

国頭村 2010.10.31

国頭村 2016.6.21

右側の花は2日後には開きかけた萼片は閉じていました。花はこのあと落下したと思われます。
国頭村 2016.8.14

↑上左側の花は2日後↓には落下して開花しないまま落ちていた(中)、(右)次々と新芽が伸び花期はハッキリしません。
国頭村 2016.8.16

花軸がついたまま落下した物もあった。
国頭村 2016.9.2

5月の始め、種子がはじけた姿が1個のみ見られた。何時も花芽や蕾があるとは限らない様だ。
蕾や株が成長する時期が知りたいので、記録に残しておきます。
国頭村 2018.5.5


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これは数回訪れていますがまだ花が見られなくて名前も決められないのですが、
一応ここに置いておきます。古い大木の足元の洞に生えています。

国頭村 2014.5.14

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