オキナワシタキヅル(沖縄舌切蔓)
オキナワシタキソウ

キョウチクトウ科(←ガガイモ科) シタキソウ属  
Stephanotis lutchuensis Koidz.

オキナワシタキヅルはシタキヅルとは別種とされていたが、新しい分類ではシタキソウJasminanthes mucronataにまとめられている。


山地の樹木に絡まって伸びる大きな常緑の藤本。茎の長さは8〜12m。小枝は枝先付近を除いて無毛。
葉は卵状楕円形〜楕円状長楕円形で長さ10cm内外、先は鋭く尖り、全縁、上面は無毛又は中肋に微毛があり、下面は淡色で脈上に微毛を散生するほかは無毛。
花は葉腋に散房花序を作り3〜10個の白い花を咲かせる。顎は5深裂、花冠は白色で径2.5cm、5裂する。
骨突(果実)は2個で180°に開き、被針状長楕円形、先は細く尖り、長さ14cm程度。種子は扁平で狭卵形、長さ1.3cm。種髪は長さ3cm。
分布は九州南部以南〜沖縄。花期は周年?(自生地により違うが、5月頃が葉や花の良い時期に思える)

国頭村 2008.5.18 


国頭村 2008.5.18 


骨突(果実)は2個で180°に開き、被針状長楕円形。
伊平屋島 2013.11.19 

伊平屋島 2014.2.8 

この時期が一番花が多く、葉も茂り蔓が長く伸びていました。
伊平屋島 2014.4.28 

種子がはじけていたが、その側で花も見られました。
伊平屋島 2014.11.26 

国頭村の林縁で久しぶりに花を見かけたがその後、姿が見られません。
国頭村 2016.5.13

(左)葉は卵状楕円形 (中)葉柄、葉の脈上に微毛がみられた。(右)別な自生地が見つかり、花が楽しみ。
(左、中)国頭村 2016.5.13 (右)大宜味村 2017.11.7 

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