オキナワカナワラビ 

オシダ科 カナワラビ属
Arachniodes amabilis var. okinawensis

山地の渓流沿いの岩や崖地に生える常緑性のシダ。 葉身は2回羽状復生し、 卵状楕円形。基部が最も幅が広くなる。 小羽片は深く切れ込み、 小羽片に似た頂羽片がある。
沖縄島にはよく似るヤクカナワラビがあるが、 「日本産シダ植物標準図鑑U」2017.4(平凡社)によると小羽片の切れ込みが浅く、胞子嚢群が著しく辺縁寄りにつくことなどで区別されたが、本(ヤクカナワラビ)変種の変化範囲として扱うと記されている。

カナワラビに比べ最下羽片の下向きの第1小羽片はカナワラビほど長くなく、
小羽片は切り込みが深く、明らかな短柄をもち、羽軸と斜めにつき、
ソーラスは著しく縁寄りにつき、包膜には辺毛がない。(琉球植物誌1971より)

←↓最下羽片の下向きの第1小羽片は大きめだが、ソーラスがハッキリと
辺縁寄りなので本種とした。
国頭村 2013.3.2

国頭村 2013.3.2

国頭村 2012.8.12

国頭村 2010.2.20

国頭村 2010.2.7



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