ノソコソウ (野底草) 

ホンゴウソウ科 ホンゴウソウ属
Sciaphila corniculata

山地の樹林下に生える直立の多年草で菌従属栄養植物。 草丈は2〜3cm、葉はなく、根茎と鱗片葉をもち、雌雄同株。全体に鮮赤紫色をしており数ミリの小さな株でも目立つ。
花は茎頂に総状花序をつくり5〜15個の単生花があり、花の径は2mm程度。花被片の大きさが等しく、雄花の花被片の先端に糸状の付属物があり、 他のホンゴウソウ属と区別する事が出来る。
従来ソロモン諸島、モルッカ諸島及びワイゲオ島に分布すると考えられていたが、 神戸大学の末次健司氏及びその研究グループにより西表島、石垣島、沖縄島に分布する事が発表された。開花は7〜8月頃。

 沖縄島 (左)2018.8.10 (右)2018.8.21

(左)雄花の花被片は大きさが等しく、先端に糸状の付属物がある。葯室は3個。
 沖縄島(左) 2018.8.10 (右)2018.21

沖縄島 2018.8.10

昨年より1月以上早く出掛けてみたが、すでに咲いてました。茎は基部で又茎頂でも分岐し、
花は茎頂に固まってつく事が多い。雄花が上方に、雌花がその下に付いている。
同所ではヒナノシャクジョウ、ホンゴウソウが同時に開花している。 >
沖縄島 2019.7.12

沖縄島 2019.7.12

石垣島でも見る事が出来ました。沖縄島よりも割と広い範囲で自生している様だ。
石垣島 2019.7.16

沖縄島 2019.8.3

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