ノコギリヘラシダ(鋸箆羊歯)

メシダ科 シケシダ属
Deparia ×tomitaroanum

・山中の林床や沢沿いの岩等に見られる常緑性のシダ。根茎は長く這い茶褐色の鱗片を持つ。
・葉柄は針金状。葉身はヘラシダに似るが縁が切れ込んでいて、下部に行くほど深く切れ込む。
・胞子嚢群は裂片の中肋の両側に並び、中肋よりやや離れ辺縁近くに達する。
・ナチシケシダとヘラシダとの雑種。分布は本州、四国、九州〜琉球列島。

(左)西表島 12.2.6  (右)国頭村 2013.3.17

西表島 12.2.6

ヘラシダの群落の中や側に生える事が多いが、ヘラシダは細く這う根茎で群落が広がりやすいのに比べて、 ノコギリヘラシダは
それほど速くはないので、離れたところに誕生しても巻きこまれてしまうのかもしれませんね。(光田重幸先生より)
 2012.11.3

根茎は長く這い茶褐色の鱗片を持つ。
 2012.11.3




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