・山地の湿った樹林下の地上か岩等に生える常緑性のシダ。根茎は長く横走し、先に麟片がある。 ・葉柄は長さ20〜30cmで緑色だが基部は暗褐色で鱗片がある。 ・葉身は単羽状、1回羽状複生、広披針形、下部は狭くならない。 側羽片は12〜18対、上部は次第に小さくなり頂羽片はない。下部の側羽片は狭披針形で鎌状になり有柄、基部は前側に耳状に突出し 後側はくさび型。辺縁には鋭鋸歯があり、葉の表面は光沢のある暗緑色。葉脈がくぼんでいる。 ・胞子嚢群は線形で羽片の中肋寄りにつく。 ・分布は本州(石川県、福島県以南)〜琉球列島(沖縄島以北) |