ナタギリシダ

ヒメシダ科 ヒメシダ属
Thelypteris truncata

山中の湿った渓流沿い等でみられる常緑性のシダ。根茎は塊状で、斜上から直立し、葉を叢生する。葉柄は長さ50〜70cm、 わら色で毛があり、基部には暗色の三角状長楕円形の麟篇をつける。葉身は広披針形、頂羽片はなく、下部1〜4対の羽片は 極端に短縮する。羽片の基部は広いくさび形で無柄、羽軸の基部には長さ1cmの気孔がある。 裂片は四角形で、先端も切り形で 鉈で切りそろえた様な形なのでこの名前がついた。 

2012.11.9

2012.11.9

葉質は草質〜薄い紙質で無毛。
2012.11.9



胞子嚢群は裂片の片円と中肋の中間か、やや中肋よりに付き円形。
包膜は円腎形で無毛又は微毛がある。
羽軸の基部には長さ1cmの気孔がある。

2012.11.9

(上下共)2013.3.17


トップへ戻る

inserted by FC2 system