山中の湿った渓流沿い等でみられる常緑性のシダ。根茎は塊状で、斜上から直立し、葉を叢生する。葉柄は長さ50〜70cm、 わら色で毛があり、基部には暗色の三角状長楕円形の麟篇をつける。葉身は広披針形、頂羽片はなく、下部1〜4対の羽片は 極端に短縮する。羽片の基部は広いくさび形で無柄、羽軸の基部には長さ1cmの気孔がある。 裂片は四角形で、先端も切り形で 鉈で切りそろえた様な形なのでこの名前がついた。 |
胞子嚢群は裂片の片円と中肋の中間か、やや中肋よりに付き円形。 包膜は円腎形で無毛又は微毛がある。 羽軸の基部には長さ1cmの気孔がある。 2012.11.9 |
(上下共)2013.3.17 |