ナンキンハゼ(南京櫨)

トウダイグサ科 ナンキンハゼ属
Triadica sebifera

公園や街路樹として植栽される落葉高木で高さ15m。樹皮は灰褐色で初め平滑だが後に不規則に縦に裂ける。
葉は互生し革質で、柄は2〜8cm、葉身は菱状卵形、先は尾状に尖り、基部は広い楔形〜切形、全縁。長さ3.5〜7cm。
花は枝先につき総状花序で苞は卵形、大きな腺体が基部の左右にある。花序の上部には雄花、下部に数個の雌花をつけるが、 雌花を欠く事もある。雄花の萼は皿状で3裂し、雄蕊は2本、雌花は萼片は3裂し、裂片は長さ1mm、子房は3室、花柱は3個。
刮ハは扁球形で長さ役1cm、幅1.5cm、先が円形の3稜あり、花柱が残る。
中国原産で九州の一部で野生化している。沖縄では街路樹として利用されているのがよく見られる。開花は6〜7月。

浦添市(公園) 2023.6.6

総状花序は10〜13cm。
浦添市 2023.6.6

花序の下部に数個の雌花をつける。
浦添市 2023.6.6

果実は熟すると3裂する。樹皮は灰褐色で初め平滑だが後に不規則に縦に裂ける。
浦添市 (左)2021.9.5 (中・右)2021.10.5


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