ナンゴクヤツシロラン(南国八代蘭)

ラン科 オニノヤガラ属
Gastrodia shimizuana Tuyama


葉をもたない腐性の野生ラン。ラン菌を栄養として根を太らせて成長していく。根はやや肥大し、径5〜8mm程度で地中を這い、 通常20cm程度、長いもので30cmになるのもある。茎は直立して2〜3cm、茎頂に花序を作り1〜6個の花をつける。 花後の果実期には高さ30〜40cmになる。
分布は沖縄島、西表島。開花は2〜3月。
他のオニノヤガラ属ではハルザキヤツシロランツボミヤツシロランツツガタヤツシロラン(仮称)があります。
初めてみた株の写真です。2010.2.27
前年に多くのサヤ(結実)が上がっていたので、その時はハルザキヤツシロランと思っていましたが、 仲間と一緒に心当たりの場所を探してみたら、ハルザキとは雰囲気が違い、どうやらナンゴクヤツシロランらしいと いう事になり、国内では西表といわれていたが新たな自生地を沖縄本島内でも発見する事が出来た。

2010.2.27

結実の様子。花と違い高さは30〜40cmとなる。
2010.3.22


2011年の観察


2011.2.19 枯れ草をゆっくり覗きながら蕾株を発見。

2011.2.26 かなり蕾が膨らんで来ていました。

2011.3.1 咲いているのではと期待したのですが、この日見たのは開花株の花弁が虫に食われたのか
無くなってました。ただ、この時期に開花したととらえて好いと思います。

2011.3.2 翌日も綺麗な株はないか探しました。好い状態のが見つかりましたが、この日がピークではないかと思います。



まだ他に蕾も見つかってます。
めずらしくひと株に9個も花が付いていたのもありました。
それでも高さは花序を含めて5cm弱です。


2011.3.6 まだまだ綺麗な状態の花が見られました。開花の期間はここまでで5日間です。

3月2日に見た花はすでに枯れていました。(左)
他の株でも外側の顎片の先の方から枯れて来ているのが見えます。
側花弁はまだ綺麗な状態です。


2011.3.11ほとんどの株が枯れて来ていました。3月6日に見た蕾(3枚目:ツボミヤツシロランかも知れない)も開花せずに終るかも知れません。



2012年の観察2013年の観察(←クリック)  ブログへリンクします。




2014年の観察


咲き始めの頃、見つけられるかなと寄って見ました。
この時期は枯れ葉や土のの色と同じなので、探すのが大変。
それでも数株見つけて来ました。あと2〜4日で開花かなという所です。
昨年たくさんあった所は前年の夏の大雨のせいで、森の道が埋まったり、
抉れてしまったりでその場所では見つけられずに、
こんな年もあるさ、とあまり探さないで帰りました。
2014.2.17


2か月近く過ぎて寄ってみたら、あらら、今までとは別な所で果実が上がっていました。フェイントをかけられた気分でした。
見えない所で頑張っていたのですね。緑色のダニの様な虫がいっぱい果実についています。何だろう..
2014.4.5


2015年の観察


観察と行ってもたった1日だけ様子を見ただけです。やはり昨年の果実があった所で多く見つかりました。
前日の雨で花弁が溶けたように傷んでいたり、すでに花後と落下してしまったのもありました。とにかく
雨には弱い、という事が良く分かります。早咲きの物があったのか、すでに果実も見られたのでした。。
2015.3.6


2016年の観察


以前は多くあったけど、2014年、2015年で見られなくなった所に復活したように6個体ほど芽が出ているのを確認出来ました。
(左)芽が出たばかり、周りに毛の様な物が見えます。(中)地上部の高さは花序も入れて3cm。(右)幾つ花が咲くのかな。2016.2.12


前回2月12日の蕾は2週間経っても変化がなかったですが、離れた別な場所で開花が見られました。自生地の範囲は
結構広いのかも知れませんがあまり探し回らない事にします。(左)地上に見えた大きい根茎は径1cm位ありました。
2016.2.27

花後の様子
2016.3.2



私の観察

素人の記録なので間違いがあると思います。ご指摘いただければ嬉しく思います。

花の色は淡い黄色〜褐色ですがカメラによって
色合いが違って見えます。
@背蕚片
A側萼片
B側花弁
C唇弁で淡褐色で縁に赤い筋があり、広三角状卵形で
基部に2個の丸い玉の様なものがあります。
D葯
E白いお米の様なのが花粉?


蕾の特徴は外側からみた蕚片の基部が平坦、
見た眼に丸くなっている所ではないかと思います。
この位膨らむと1〜2日後には開花する様です。


根っこは地上と全く違って太い塊になり長さも20〜30cm位あった。


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