葉をもたない腐性の野生ラン。菌を栄養として根を太らせて成長していく菌従属栄養植物といわれる。 根はやや肥大し、径5〜8mm程度で地中を這い、 通常20cm程度、長いもので30cmになるのもある。 茎は直立して2〜3cm、茎頂に花序を作り1〜6個の花をつける。 花後の果実期には高さ30〜40cmになる。 分布は奄美大島、沖縄島、西表島。台湾。開花は2〜3月。 他のオニノヤガラ属ではヤンバルヤツシロラン、ツボミヤツシロラン、 ツツザキヤツシロランがあります。 |
まだ他に蕾も見つかってます。 めずらしくひと株に9個も花が付いていたのもありました。 それでも高さは花序を含めて5cm弱です。 |
3月2日に見た花はすでに枯れていました。(左) 他の株でも外側の顎片の先の方から枯れて来ているのが見えます。 側花弁はまだ綺麗な状態です。 |
咲き始めの頃、見つけられるかなと寄って見ました。 この時期は枯れ葉や土のの色と同じなので、探すのが大変。 それでも数株見つけて来ました。あと2〜4日で開花かなという所です。 昨年たくさんあった所は前年の夏の大雨のせいで、森の道が埋まったり、 抉れてしまったりでその場所では見つけられずに、 こんな年もあるさ、とあまり探さないで帰りました。 2014.2.17 |
昨年の果実を見つけた場所で花が咲いていました。 雨の中で倒れたり花弁は傷んでいましたが 新しい自生地が見つかった。 (左・中・右)国頭村2018.3.6 |
蕾の株も10個ほど見つかった。 どれもすぐ咲きそうなのが多かった。 |
←多くの株が樹の根や岩に寄り添った窪みに 生えていて、 その方が根が安定している様だ。 他の花はすでに終わって、これが残り花(9日後)→ ↓受粉中か何かの刺激でそうなったのか、 唇弁が内側に入って花が閉じた状態のが写ってた。 時々ある様ですが、その時は気が付かず 後で画像をみて気が付いた。 |
花の色は淡い黄色〜褐色ですがカメラによって 色合いが違って見えます。 @背蕚片 A側萼片 B側花弁 C唇弁で淡褐色で縁に赤い筋があり、広三角状卵形で 基部に2個の丸い玉の様なものがあります。 D葯 E白いお米の様なのが花粉? |
蕾の特徴は外側からみた蕚片の基部が平坦、 見た眼に丸くなっている所ではないかと思います。 この位膨らむと1〜2日後には開花する様です。 |