ナガサキシダ(長崎羊歯)


オシダ科 オシダ属
Dryopteris sieboldii

・低地の山林内に生える常緑性のシダ。
・根茎は短く匍ふくか斜上し、葉柄基部でやや密に鱗片をつける。鱗片は狭披針形、褐色で全縁。
・葉柄は長さ30〜60cm、葉はやや二形で胞子嚢群をつける物はやや小さめ。
・葉身は卵状楕円形、1回羽状複生、側羽片は2〜6対、狭長楕円形で、全縁かわずかに波状縁、短柄がある。
・胞子嚢群は羽片のほぼ全体に散在するが、中肋寄りから優先してつき、辺縁にはない。
・分布は本州(関東地方以西)〜九州。
長崎県 2016.4.14

葉はやや二形で胞子嚢群をつける物(画面右側の葉)はやや小さめ。
長崎県 2016.4.14

(左)葉柄基部の鱗片は褐色で狭披針形 (中)胞子嚢群は羽片の中肋寄りから優先し、辺縁にはない。(右)包膜は円腎形で灰白色。
長崎県 2016.4.14



トップへ戻る

inserted by FC2 system