ナガボスゲ(長穂菅)

カヤツリグサ科 スゲ属 ヌカスゲ節
Carex dolichostachya

林床や林縁に生える多年草。密に叢生し、匐枝は出さない。有花茎は30〜60cm。
葉鞘の基部は淡褐色の脈がある。葉は小穂より高く、幅は5〜7mm、硬質でざらつく。
頂小穂は雄性で長さ3〜6cm、側穂は雌性で長さ3〜4cm。雌花の鱗片は楕円形で、淡色、円頭で短芒がある。 果胞は鱗片より長く、卵形、長さ2〜3mm、微毛を散生し多脈、口部は2歯がある。
痩果は卵形、長さ2〜3mm、3稜形、頂部に盤状付属体がある。柱頭は3岐する。
分布は徳之島以南の南西諸島、台湾。開花は3〜4月。

大宜味村 2014.4.17

大宜味村(左・中) 2019.3.20  (右)2019.3.20 ⇒ブログへ

下の画像のもので果胞は約3mm、痩果は右側のもので約2mm。
大宜味村 2020.4.3

密に叢生し、葉鞘の基部は淡褐色の脈がある。葉は画像のもので6mm、ざらつき、硬質。
大宜味村 2020.4.3

西表島 2017.4.8

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