・低山地の林床に生えるオニヤブソテツ類の一つで4倍体、羽片が長く基部が広いくさび型であるもの。根茎は直立〜斜上。 ・葉柄は淡緑色で長さ26〜34cm。葉柄の鱗片は黄褐色、卵状披針形、先端は尾状、不規則な突起縁、下部の物は中心が褐色になる。 ・葉は1回羽状複生、長楕円状披針形、長さは40〜60cm、先端はやや尾状で鋭頭〜鋭尖頭、色は光沢のある暗い緑色。側羽片は長楕円状披針形、 (先端は鎌状に曲がり基部、上側はやや膨らむが明瞭な耳片にはならない。)単柄があり、全縁〜波状縁。 ・胞子嚢群は円形、羽片の頂点側からつき、葉裏全体に散在する。包膜は円形でほぼ全縁、中心部は黒褐色、周辺は灰白色。胞子嚢中の胞子数は64個 ・分布は本州、四国、九州、琉球列島(沖縄諸島) |