山地の樹林下に生える常緑のシダ。根茎は短く直立から斜上。葉を叢生する。 麟片は淡い褐色で披針形〜広披針形、中心部がやや濃くなる事があり、上部の物は次第に小さくなる。 葉身は卵状楕円形、上部はやや急に狭くなり先が尖る。葉面の長さは30〜50cm。2回羽状復生〜3回羽状深裂。 羽片は三角状披針形、やや尾状になり先が尖り、有柄。小羽片の先端の辺縁に鋸歯があり、跳ね上がる様な刺状のものがある。 ソーラスは羽片の頂点側からつき、中肋寄り、円形、包膜は円陣形(ほぼ全縁、灰白色。 分布は本州(関東地方以西)、四国、九州〜沖縄島以北、中国、東南アジア、オーストラリア。 |