タネガシマムヨウラン(種子島無葉蘭)

ラン科 タネガシマムヨウラン属
 Aphyllorchis montana


山地林下に生える全株無毛の多年草。菌従属栄養植物。根茎は多肉質で多少水平に広がる。
地下から茎(花茎)を垂直に出し、高さは40〜80cm。茎には紫色の小線が入り、鞘状で広卵形の鱗片葉はやや茎を抱く。
総状花序には10〜20個花をつけ、花は水平に開出しする。萼片は長楕円状披針形、長さ1cm、鈍頭、淡黄色で外側には紫班がある。 側花弁は萼片と同長でやや幅が狭く後方に反り、縁は外に巻く。唇弁も萼片と同長で、卵状長楕円形、舷部は3裂する。 果実はこん棒状で長さ3cm。
分布は九州(大隅、高隈山、種子島)沖縄各島、台湾、亜熱帯〜熱帯アジア。開花は9〜12月。

久しぶりに出かけた所で丁度咲いてる所に会いました。他に種のついたのも2株確認。名護市  09.11.22


この株は時々行くやんばるの渓流に行く途中で
突然の様に一株だけ咲いていました。
色がいつものと違います。
濃い紫の模様が花に付いていません。
白化品だそうです。色が金色にみえてとても綺麗でした。。 07.9.29


名護市 2003.12.20


経過をみました。蕾から全部開花するのに約1ケ月はかかりそうです。

06.12.9

06.12.17

07.1.2

07.1.13

久しぶりに白化タイプを見ました。
国頭村 2013.9.15


国頭村2014.9.27

国頭村2014.9.27

国頭村2014.9.27

名護市2014.9.25


国頭村 2015.9.5

(左、中)5本も茎が上り咲き始めだったので、暫く楽しめると思ったが、20日足らずで花が終わってしまった。(右)白化品。
国頭村 2016.9.2

国頭村(左・中)2018.9.5 (右)2018.9.16

ランミモグリバエの食害にあった株。数か所で同様の被害を確認する。 2019年9月観察の状況
国頭村 2019.9.24

国頭村 (左・中)2019.9.14 (右)大宜味村 2020.9.18


国頭村 2023.9.3

果実はこん棒状で長さ3cm。
国頭村 2023.10.1


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