ムシクサ (虫草) 

オオバコ科科 クワガタソウ属
Veronica peregrina

田や畑のやや湿った所に生える1年草。茎は疎らに分岐して斜上し、高さ10〜20cm、無毛、又は腺毛がある。
葉は茎の下部で対生、上部では互生、広線形〜狭卵形で全縁か不明瞭な鋸歯があり、長さ8〜25mm、幅2〜5mm、 先は鈍く尖るか円頭。
花は葉腋に1個づつつき、花柄は1mm程度と短く、花冠は淡紅色を帯びた白色で径2mm、4裂する。
さく果は長さ2〜3mm、幅3〜4mmで平たく先は凹んでハート型。分布は日本全土。花期は3〜4月。
果実に「ムシクサツボミタマフシ」という昆虫が産卵し、虫こぶ(虫えい)が出来るのでこの名前がついた。


石垣島 2014.3.21

花は径2mmと小さくて1個づつしかないので見えにくかった。(中)画像のものはまだ花弁が充分開いていません。(右)果実は扁平なハート形
石垣島 2014.3.21

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