山地の自然林の林床に生える菌従属栄養植物。草丈は30〜45cm。 黒褐色の茎頂に6〜15cmの花序を出し、乳白色の花を数個咲かせる。唇弁は淡紫色で3〜5脈でわずかに3裂する。 蕊柱は唇弁と合着し、基部は毛を散生する。果実は褐色で茎に対して鋭角につく。 クロムヨウランとの相違点は、 花は朝から午後でも咲いている。(クロムヨウランは午前中の早い時間に咲き午後には閉じている) 茎の色はやや褐色で高さが30−45cm、(クロムヨウランは黒く、高さは9〜27cm) 花のつく間隔が5〜10mmでややまばらである(クロムヨウランは間隔がムロトより狭い) 果実が茎に対して鋭角(20〜45°)につくことなどである。(クロムヨウランは70〜90°) 分布は四国(高知県)、沖縄県。開花は7〜9月。 記述は四国の野生ラン 、野の花賛花を参考にさせて頂きました。 |