大きいのでは高さが30mにもなる落葉の高木。樹皮は帯黄暗褐色で灰色の班があり、後には裂目を生じ、麟片状に剥がれる。
幹の下部は板根が発達する事がある。冬芽は円状紡錘形でやや扁平、枝に密着する。 葉は2列に互生し、卵形〜卵状長楕円形で長さ5〜9cm、先が鋭く尖り、葉縁は基部を除いて規則正しい鋸歯があり、 両面とも粗毛があってざらつく。葉脈は基部の3脈が目立つ。中脈の支脈は羽状で4〜11対。葉柄は長さ7〜8mm。 雌雄同株で花は帯緑白色。雄花は新枝の基部に集散花序をなし、5個の萼片と5個の雄蕊がある。雌花は新枝の上部の葉腋に1〜2個出来、 萼は筒形で5裂し、長さ2〜3mm、柱頭は2個。果実は広卵状で径8mm、先端に花柱が、基部には萼が残り、黒熟する。 分布は本州(関東地方以西)〜琉球、韓国、台湾、中国、インドイナ。沖縄の自生は少ない。 |
雌花は新枝の上部の葉腋に1〜2個出来、
萼は筒形で5裂し、長さ2〜3mm、柱頭は2個。 |