ムカゴサイシン(零余子細辛)

ラン科 ムカゴサイシン属
Nervilia nipponica

山地の林下に生える多年生草。茎の途中からストロンを側生し、地下に1cm程度の小さな丸い塊根がある。 花茎は10〜13cmの帯紫色、2〜3個の膜質の鞘状葉と、頂生の1個の花をつける。花は下向きに半開し、背萼片、 側萼片とも披針形、長さ約10mm、淡緑色に紫色の斑紋が入る。側花弁もほぼ同形、長さは萼片より少し短く、白色で紫色の斑紋が入り、先端部に乳頭状突起がある。唇弁は白色で3裂し、紫色の斑点があり、根棒状の毛の束がある。 花が終わり秋頃に心円形の長さ、幅ともに3〜5cmの葉を1枚出す。 近縁種にムカゴサイシンモドキが九州・沖縄島に分布している。 分布は本州(関東地方以西)琉球。開花は4〜6月。

沖縄島北部2013.3.30

沖縄島北部 2013.4.1

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