メリケンカルカヤ(米利堅刈萱)

イネ科 メリケンカルカヤ属
Andropogon virginicus

日当たりの良い草地、荒地に生える多年草。稈は多数が束になり基部から直立、高さ50〜120cmになる。
葉身は線形で長さ10〜30cm、幅2〜5mm、V字型。葉鞘は扁平、下部で互い基部で抱き合う。
葉舌は高さ0.6mm。稈の上部の葉は葉身が退化し、葉鞘は長さ数cmの苞葉となり、数本の総を包む。
総は長さ2〜3cm、軸には白色の長毛が生え、各節ごとに無柄の両性小穂と無性小穂が対になってつく。
北米〜中米原産の帰化植物。日本の西部全体に広がる。開花期は10〜11月。


多くの苞葉のわきから長い白毛をもった花序が測生する。(右)
伊是名島 2014.10.7

葉鞘は基部で抱き合う。
伊是名島 2014.10.7

無柄の両性小穂と無性小穂が対になってつく。無性小穂は退化してすべての頴を失い、4〜5mmの柄だけになる。(右上)
両性小穂の先端は細く尖り、上向きにざらつく。(右下)
伊是名島 2014.10.7

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