マルバホングウシダ(丸葉本宮羊歯)

ホングウシダ科 エダウチホングウシダ属
Lindsaea orbiculata


林縁や山地林床の比較的乾いた所でみられる。常緑性。根茎は短く匍匐して葉を込み合ってつけ、長さ15〜40cm。 葉柄は濃褐色〜わら色で基部が暗色、長さ10〜20cm。
葉身は1回羽状複生、下部数対は2回羽状になる事がある。全体の形状は披針形〜狭披針形、円頭〜鋭頭、 側羽片は扇型、短柄がある。
胞子嚢群は線形、裂片の先端側、辺縁のわずかに内側につく。包膜は波状縁〜歯牙縁。
分布は琉球列島、中国、台湾、東南アジア。

2013.1.28

胞子嚢群は辺縁につき、まれに途中で途切れる事もある。この個体は典型品ではないが、マルバホングウシダの
範囲に入るもので、典型品とくらべて、わずかにシンエダウチホングウシダに似てくる型と聞きました。
大宜味村 2012.12.1

胞子嚢群をつけない葉は小型、単羽状で羽片の辺縁は鋸歯縁。
大宜味村 2012.12.1

変種のシンエダウチホングウシダと似た葉形になるが羽片が180°以上の広い角度の団扇形になる事で区別できる。
伊平屋島(左、中)2014.8.5 (右)2014.12.30


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