林縁や川岸、海岸近く等に生えるつる性の多年生草本。茎はつる状に伸びて、上部で分岐、葉腋に扁球形のムカゴをつける。
ムカゴはやや球形で表面にはいぼが多く、径1〜2cm、。 葉は互生で心状卵円形、長さ7〜15cm、先が急に尖り、基部の裂片は円形。 葉柄は長さ6〜14cmで基部には長楕円状披針形で膜質の托葉がある。 雌雄異株で雄花穂は細く、葉腋から小さな花をつけた円錐花序が垂れ下がり長さ3〜10cm。花は単性で花被片は6個、披針形で淡紫色、 雄しべは6個で花被片より長い。雌花穂は単性し、長さ10〜25cm、花は上向きで花軸に圧着する。 分布は中国地方以南。開花は6〜9月。 |