低地の常緑樹林下に生える多年草。草丈は1mかそれ以上。茎は地上生で太く、地上に露出し、葉痕が輪状につく。 葉は鮮緑色で柄は太く長さ60〜120cm、葉身は盾形、広卵形で鋭頭、基部は心形、長さ幅とも60cm、葉脈は9〜13対、 中央脈から葉縁に向かってほぼまっすぐに向かう。 花茎は長さ15〜20cm、仏炎苞は緑色でやや白色を帯び、筒部は長さ4〜8cm、舷部は10cm、花後に舷部は脱落し、 筒部は残って果序をかこむ。花序の雄花部と上部の仮雄しべの部分は狭い円錐状。 果実は赤色に熟する。分布は四国南部〜琉球列島、他熱帯・亜熱帯地域。開花は3〜8月。 |