クチバシグサ(嘴草)

 アゼナ科(←ゴマノハグサ科) スズメノトウガラシ属(←アゼトウガラシ属)
Lindernia ruellioides


湿地や山地山裾等でみられる1年生草本。茎は匍匐、分岐して長さ2〜50cm、節から根を出し、微細網がある。
葉は1cm以下の短柄があり、倒卵状長楕円形〜長楕円形、長さ1.5〜5cm、幅1〜2cm、鈍〜円頭、基部は切形、 鋭い微鋸歯縁、上面は短粗毛を密布し、下面は無毛又は脈状に微毛がある。
茎頂に総状花序を作り、対生する花を疎らにつけ、苞は線状披針形、顎は鐘形5深裂し、花冠は紫色。
室果は狭円筒形で長さ15〜20mm、径1.5mm、顎から長く抽出する。種子は楕円形、表面に孔紋状の凹みがある。
分布は徳之島以南〜琉球。


国頭村 2005.8.14

国頭村 2005.10.22


(左)西表島 2013.10.30  (右)国頭村 2013.11.24

(左)長く匍匐する  (右)室果は狭円筒形で長さ15〜20mm
国頭村 2013.11.24

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