クスノキ (楠) 

ツバキ科 ツバキ属
Camellia japonica

山地に生える高さ10〜25mの常緑高木。本来の自生は九州〜屋久島らしいが、沖縄でも野生化した物が見られる。 これは名護市の明るい林道に生えていて高さ4〜5mだった。
樹皮は通常縦に細かく裂ける。葉は互生で全縁、長さ6〜11cm、明るい緑色、縁はやや波打り先は短く尖る。 基部の3行脈の分岐点にダニ室の膨らみがある。葉をちぎるとツンとした香りがある。
花は葉腋に円錐花序を作り分岐して疎らに花をつける。花は淡黄色、径約5mm。
果実は球形、径7〜8mm、黒熟する。分布は関東〜南西諸島。開花は5〜6月。

名護市 2018.4.18

名護市 2018.4.18

花は疎らに付き径5mm程度。葉の基部の3行脈の分岐点にダニ室の膨らみがある。
名護市 2018.4.18

国頭村 2022.4.10

花の径は5mm程度。花被片は6枚で、雄しべは9個で外輪の6個は内向、内輪の3個は外向し、基部に2個の腺体がある。
国頭村 2022.4.10

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