クスノハガシワ(楠の葉柏)

トウダイグサ科 アカメガシワ属
Mallotus philippensis

石灰岩地帯でみられる常緑の小高木。高さは4〜10mで若枝、若葉、花序に褐色の星状毛を密生する。雌雄異株。
葉は互生で卵状長楕円形、長さが7〜16cmで全縁又は波状縁。葉の上面は無毛で下面は多少灰白色で微毛があり、 全面に無数の線点がある。
花序は腋性、総状又は円錐状で、雄花序は単立又は束生、長さ5〜8cm、雌花序は長さ3〜7cm。
雄花は数個つき、長さ約4mm、萼裂片は3〜4個で淡黄色、長さ約3mm、敷石状につき反り返る。 雌花は1個ずつつき、萼は3〜4裂し、鮮紅色の星状毛と腺点に被われる。
刮ハは扁球形、径6〜8mm、2〜3裂し、表面には鮮紅色の星状毛と腺点が密生する。
分布はトカラ列島以南の琉球列島。開花は3〜4月。

雄花 南城市 2012.3.14

国頭村 2012.5.27

国頭村 2016.12.1

雌花 (左・中)国頭村 2016.3.17 (右)那覇市 2023.4.5




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