カエデのなかでも紅葉しない常緑の高木で高さは15m、石灰岩地帯の低地から山地にかけてみられる。 葉は薄い革質、卵形〜広卵形、長さ4.5〜10cm、幅2〜5cm、先は急に尖るか尾状で先が尖り、全縁、上面は緑色、下面は灰白色で無毛。 葉柄は長さ3cm。 集散花序は頂生し、半円球形で白毛を密布し、径2〜3cm、薄緑色の小花を多数つける。 雄花は径5〜6mm、萼片は5裂し裂片は 長さ1〜1.5mm、花弁は5個で線状披針形で長さ3mm、雄しべは4〜5mmで通常8本。子房は2裂し2室、花柱は2個。 葉の形状が楠木に似ている事からこの名前がついた。 分布は沖永良部島以南〜沖縄。開花期は2〜3月。 |