クスノハカエデ(楠の葉楓)

カエデ科 カエデ属  
Acer oblongum var. itoanum Hayata


カエデのなかでも紅葉しない常緑の高木で高さは15m、石灰岩地帯の低地から山地にかけてみられる。
葉は薄い革質、卵形〜広卵形、長さ4.5〜10cm、幅2〜5cm、先は急に尖るか尾状で先が尖り、全縁、上面は緑色、下面は灰白色で無毛。 葉柄は長さ3cm。
集散花序は頂生し、半円球形で白毛を密布し、径2〜3cm、薄緑色の小花を多数つける。
雄花は径5〜6mm、萼片は5裂し裂片は 長さ1〜1.5mm、花弁は5個で線状披針形で長さ3mm、雄しべは4〜5mmで通常8本。子房は2裂し2室、花柱は2個。 葉の形状が楠木に似ている事からこの名前がついた。
分布は沖永良部島以南〜沖縄。開花期は2〜3月。

うるま市 2016.3.17

うるま市(左)雄花 (右)雌花 2016.3.17

国頭村 2017.5.31

うるま市2016.4.19

名護市 2010.1.10  

樹皮は不規則に剥がれる。
(左)名護市 2010.1.10  (右)大宜味村 2020.1.11

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