山地の林縁や林下のやや湿った所で生える常緑性のシダ。根茎は長く横走し、鱗片がある。 葉柄は10〜20cm。 葉身は広披針形で鋭頭。下面の羽片は次第に短くなり、葉面の長さ45〜75cm、幅17〜30cm。ハッキリとした頂羽片があります。 羽片は辺縁と羽軸の中間あたりまで切れ込み、基部は広いくさび形で無柄。裂片は三角状長楕円形、円頭〜鋭頭、先は刺状に尖りほぼ全縁。葉質は紙質で有毛。 |
(下)側脈の2対以上が結合して網目をなす。 胞子嚢群は辺縁と中肋の間に付き、包膜は円腎形で有毛。 (右)根茎と葉柄基部の鱗片は線形、長さ約5mm、 褐色で軟らかい草質、表面と辺縁に密に毛がある。 2012.4.30 |