日当たりの良い草地、山裾、原野等で見られる多年草。 根茎は硬く、大株となる。有花茎は高さは50〜100cm、平滑、ほぼ円柱形。 葉は線形で硬く、幅5〜8mm、内巻きし、縁には小さい鋸歯がある。基部の鞘は淡褐色、苞は葉状でざらつく。 円錐花序は15〜25cm、黒褐色、雄花序と雌花序が出来る。雌花序は黒褐色の小穂の塊で、小穂は10個の麟片からなり、鱗片は倒卵形、繊維状の毛があり、黒褐色を帯び光沢はない。 痩果は倒卵形、長さ3.5〜4mm、断面は扁3稜形、塾すると黒くなる。柱頭は3岐。 開花は8〜12月。分布は琉球諸島、中国南部、マレーシア西部。 |