クロガヤ(黒茅)

カヤツリグサ科 クロガヤ属
Gahnia tristis Nees

日当たりの良い草地、山裾、原野等で見られる多年草。
根茎は硬く、大株となる。有花茎は高さは50〜100cm、平滑、ほぼ円柱形。
葉は線形で硬く、幅5〜8mm、内巻きし、縁には小さい鋸歯がある。基部の鞘は淡褐色、苞は葉状でざらつく。
円錐花序は15〜25cm、黒褐色、雄花序と雌花序が出来る。雌花序は黒褐色の小穂の塊で、小穂は10個の麟片からなり、鱗片は倒卵形、繊維状の毛があり、黒褐色を帯び光沢はない。 痩果は倒卵形、長さ3.5〜4mm、断面は扁3稜形、塾すると黒くなる。柱頭は3岐。
開花は8〜12月。分布は琉球諸島、中国南部、マレーシア西部。

国頭村 (左)2011.9.24 (右)2013.12.29

国頭村 2013.12.29

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雌花序は小穂の塊となり、下方の鱗片は広披針形で花にはならない。鱗片の長さ10mm。
国頭村 2023.8.20

(左)痩果は3稜あり、倒卵形、始め白色だが後に黒色となる。柱頭は3岐。(右)鱗片は繊維状の毛があり、竜骨は同色でざらつく。
国頭村 2023.8.20

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